炭鉱メモリアル森林公園
北海道美唄市~炭鉱の記憶を残すための公園
掲載日2025年1月
(撮影取材日2019年10月)
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北海道美唄市の炭鉱メモリアル森林公園を取材しています。
ここはかつて大きな炭鉱があった場所です。
三菱美唄炭鉱は、ピーク時に160万トンも石炭を出炭していました。
三菱鉱業全炭鉱の中で1番となる大きな炭鉱でした。
しかし1972年に閉山となっています。
炭鉱メモリアル森林公園は、この跡地を利用した公園で炭鉱の記憶を後世に伝えています。
公園内には当時稼働していた立坑櫓や電源を管理する開閉所、原炭ポケットが残されています。
また美唄駅から開通していた美唄鉄道は、ここにあった常盤台駅まで開通していましたが、閉山にともない廃線となりました。
美唄鉄道については、市内に唯一の駅舎として東明駅が残されています。
上の写真は、炭鉱メモリアル森林公園の入口あたりの様子です。
山の奥にある公園ですので、公園とはいえ熊がいて当然のエリアです。熊の出没に注意が必要です。
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「炭鉱の記憶(ヤマの記憶)」としてたっている公園の案内板です。
三菱美唄炭鉱施設跡地の案内板となっています。
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公園の入口付近から見えている原炭ポケットです。
木々に隠れて一部が見えています。
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こちらも入口付近から見えている様子です。
2つの立坑櫓が見えています。
ここから徒歩でまぢかに見ていきます。
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公園内には散策路が整備されています。
上の写真は2つの立坑櫓と開閉所です。
立坑櫓は鮮やかに塗装されています。
かつての稼働時は、炭鉱施設に囲まれてこのように立坑櫓が見えることはありません。
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立坑櫓に隣接する開閉所です。
開閉所は電源施設を管理するための建物です。
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開閉所全景の様子です。
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こちらは原炭ポケットです。
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原炭ポケットの全景です。
山に接するように建てられて、立坑櫓とそれに隣接する開閉所のそばにあります。
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原炭ポケットの真下あたりから撮影したところです。
原炭ポケットは名前のとおり、原炭をためておく建物です。
ここから選炭工場に原炭が運ばれていきます。
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こちらも真下あたりから撮影した原炭ポケットの様子です。
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公園の象徴的存在にもなっている立坑櫓の様子です。
2つの櫓が色鮮やかに建っているのは、離れた場所からでも目立ちます。
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その1つに近づいたところです。
三菱美唄炭鉱の立坑櫓は、高さが20メートルあります。
1923年に建てられ、北海道内で2番目に古い立坑です。
深さは170メートルあり、閉山となる1972年まで使用されていました。
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その立坑櫓の上部によったところです。
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こちらも立坑櫓の上部によったところです。
これら2つの三菱美唄炭鉱立坑櫓は日本遺産の構成文化財になっています。
認定された日本遺産名は「北の産業革命 炭鉄港」です。
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