旧仁宇布駅(旧美幸線)
北海道美深町~廃線跡のトロッコ王国
掲載日2022年8月
(撮影取材日2018年8月)
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北海道の美深町にある旧仁宇布駅です。
仁宇布駅は1985年9月に廃線となった「美幸線」の駅でした。
美幸線は美深町の美深駅と枝幸町の北見枝幸駅までの開通を計画していましたが、先に完成した美深駅と仁宇布駅間21.2kmで部分開通をしていました。
しかし仁宇布駅周辺の民家は多くなく、100円の収入を得るために3,000円の費用が必要とされる赤字路線となってしまいます。
「日本一の赤字鉄道路線」とまでいわれた美幸線は、残る仁宇布駅と北見枝幸駅までの開通を待たずに廃線となってしまいました。
現在の仁宇布駅は「トロッコ王国美深」として生まれ変わっています。
当時の廃線を利用して片道5km、往復10kmの間をエンジン付きトロッコで走ることができます。
上の写真は旧仁宇布駅から生まれ変わったトロッコ王国美深のホーム前です。
※美幸線の接続駅であった「美深駅」については下記のページにて掲載しています。
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ホーム前です。
このときホーム前に置いてあったトロッコは、あしこぎのトロッコで無料乗車できるものでした。
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仁宇布駅の駅名標とレール。
接続駅の美深駅から、「東美深駅」、「辺渓駅」と続き、3つめの駅が仁宇布駅でした。
この先の駅は未成線区間になります。
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レールは廃線当時のものを再利用しています。
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ホームの端に、廃車となった車両が置いてあります。
かなり痛んでいます。
この車両は国鉄583系です。
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583系車両より枝幸町方向のレールです。
この先でレールはなくなっています。
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ホームの上から見る美深駅の方向。
トロッコの運用はこのあたりから片道5kmの廃線を利用しています。
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左に見えるトロッコは、エンジン付きトロッコ3号車の一部です。
レールの先には軌道自動車に改造した車も置かれています。
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トロッコ王国美深の敷地内に置かれている記念碑です。
「美幸線記念碑」と書かれています。
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トロッコは当時の廃線レールを利用しているので、廃線跡も多く目にすることができます。
上の写真は美幸線の橋梁跡です。
王国のトロッコはこの上も走ります。
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