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旧中湧別駅(旧名寄本線・旧湧網線)

北海道湧別町~レトロな時間が流れる青空展示空間
掲載日2023年8月
(撮影取材日2019年5月)
旧中湧別駅(旧名寄本線・旧湧網線)
 北海道湧別町の旧中湧別駅を取材しています。
 中湧別駅は旧名寄本線の駅でした。
 名寄本線は、名寄市の名寄駅から興部町、紋別市をとおり、遠軽町の遠軽駅まで通じていた138.1kmもの長距離路線でした。
 1989年に名寄本線は廃線となっています。
 終着駅の名寄駅から東に進み、オホーツク海に面する端の駅「興部駅」を経由し、その興部駅より南下して15駅めが中湧別駅です。

 興部駅については、下記から掲載ページに移動します。
2019年5月取材時の興部駅はこちらです

 名寄駅からは31駅めになりますが、名寄本線南側の終着駅である「遠軽駅」までは、残り6駅となります。

 また中湧別駅は名寄本線の駅だけではなく、もう1つ「湧網線」の接続駅でもありました。
 湧網線は中湧別駅から南下し、網走市の網走駅までとおっていました。
 距離は89.8kmの路線でしたが、1987年3月に廃線となっています。
 さらに中湧別駅は、湧別駅までの2駅を結ぶ支線の接続駅でもありました。

 かつて繁栄した駅でしたが、現在はホームや跨線橋などが当時のままに残されています。
 青空の下、中湧別駅記念館として保存されているかつての駅は、レトロ感を感じることができます。

 上の写真は、その中湧別駅記念館で保存されている、ホームと跨線橋の様子です。
 ホームにはラッセル車と緩急車も展示されています。



旧中湧別駅(旧名寄本線・旧湧網線)
 ホームの正面から撮影したところです。
 2面のホームが残されています。
 跨線橋は重厚さを感じさせます。



旧中湧別駅(旧名寄本線・旧湧網線)
 ホームの上は広めで、そこまでの階段も広いです。



旧中湧別駅(旧名寄本線・旧湧網線)
 木造のホーム屋根が、古びた面影のまま残されています。



旧中湧別駅(旧名寄本線・旧湧網線)
 レトロさを感じる空間の1つです。
 古びた木造屋根と、古めかしい時計と駅名標。



旧中湧別駅(旧名寄本線・旧湧網線)
 跨線橋出入口の扉も、重厚感があります。



旧中湧別駅(旧名寄本線・旧湧網線)
 跨線橋の下をとおって、反対側へ進んだところです。
 当時を感じさせる跨線橋とホーム。
 中湧別駅の駅舎は、残念ながら残っていません。
 広い駅の敷地は、道の駅にもなっています。



旧中湧別駅(旧名寄本線・旧湧網線)
 ホームにそろう車両。
 「国鉄」の文字と赤いマークが映えています。
 「JNR」は「Japanese National Railways」のことです。



旧中湧別駅(旧名寄本線・旧湧網線)
 その緩急車両の1つによったところです。



旧中湧別駅(旧名寄本線・旧湧網線)
 こちらはラッセル車です。



旧中湧別駅(旧名寄本線・旧湧網線)
 ラッセル車を正面側から撮影した様子です。






 掲載している写真は、一般的な観光スポットだけではありません。
 景勝スポットのほか、北海道の興味深い個所を多数掲載しています。
 掲載個所の中には、簡単には行けないところも含まれていますので、写真だけを見て楽しんでください。






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