旧三井芦別鉄道炭山川橋梁
北海道芦別市~石炭専用船の名残を残す日本遺産構成文化財
掲載日2025年1月
(撮影取材日2019年10月)
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北海道芦別市の旧三井芦別鉄道炭山川橋梁を取材しています。
旧三井芦別鉄道炭山川橋梁は、三井芦別鉄道の路線の中で高さ32メートルもある橋梁です。
長さは94メートルあり、橋梁構造は鋼板桁上路6連で、鉄橋は鉄筋コンクリート造円柱5本および2連アーチ橋となっています。
三井芦別鉄道は、三井芦別炭鉱の石炭輸送の専用路線として1940年に施設されました。
このときの路線の長さは4.1キロメートルでした。
同年、延長工事に着手し、1945年に9.11キロメートルが開通しました。
芦別駅から分岐し玉川町駅まで結ぶ三井芦別鉄道は、小型客車による旅客輸送も開始しましたが、1989年に全線廃止となっています。
芦別駅は根室本線の駅として現在も営業していますが、他の11駅は廃止となっています。
玉川町駅は駅としてカウントしていますが、実際は乗降場で1つ前の駅としてある頼城駅の駅構内にありました。
上の写真は旧三井芦別鉄道炭山川橋梁の広場です。
かつての路線がとおっていた場所でもあります。
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その広場から見ることができる、橋梁の上の様子です。
汽車が走ることはありませんが、金網の向こうには車止めが置かれています。
そしてその先にはディーゼル機関車が展示されています。
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金網の先を撮影したところです。
ディーゼル機関車の後ろには、黒い石炭専用貨車も展示されています。
当時の石炭輸送の様子を伝えています。
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橋梁上のディーゼル機関車にカメラでよったところです。
DD501ディーゼル機関車。
橋梁上の様子もみえますが、橋梁はゆるやかな曲線を描いています。
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こちらは国道沿いから見ることができる橋梁の様子です。
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そこから橋梁と橋梁上のディーゼル機関車に少しよったところです。
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橋梁の全体の様子です。
時期は紅葉の時期にさしかかるタイミングでした。
紅葉と橋梁の風景になります。
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さらによって紅葉の風景と一緒にしたところです。
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ディーゼル機関車と石炭貨車セキ3820によったところです。
ディーゼル機関車には「三井芦別鉄道」の文字もあります。
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こちらは、この時期の橋梁周辺の紅葉風景です。
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こちらもその紅葉風景です。
旧三井芦別鉄道炭山川橋梁は、日本遺産「炭鉄港」の構成文化財の1つになっています。
橋梁は構成文化財に認定されていますが、橋上のディーゼル機関車と石炭貨車は構成文化財ではありません。
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