旧訓子府駅(旧ふるさと銀河線)
北海道訓子府町~駅茶屋になった駅舎とホームが残る
掲載日2023年10月
(撮影取材日2019年5月)
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北海道訓子府町の旧訓子府駅を取材しています。
訓子府駅は、かつて池田町の池田駅から北見市の北見駅までを結んでいた「ふるさと銀河線」の駅でした。
ふるさと銀河線は、もとは池北線と呼ばれていました。
1911年に北見市まで開通した池北線でしたが、1989年6月3日をもって廃止となりました。
翌日の6月4日からは第三セクターに引き継がれて、ふるさと銀河線として運行されました。
運用していたのは北海道ちほく高原鉄道株式会社でした。
これは北海道で最初の第三セクターの鉄道会社でした。そして140.0kmもの日本で一番長い距離を運行する第三セクターでもありました。
しかしそのふるさと銀河線も17年後、2006年4月21日に廃線となっています。
ふるさと銀河線の距離は140.0kmでしたが、駅の数は33ありました。
訓子府駅は発着駅であった池田駅から26駅めになります。
置戸駅からは5駅めになります。
コミュニティホールになっている旧駅舎でありながら、当時の面影が残る置戸駅については下記から掲載ページに移動します。
上の写真はかつての訓子府駅の駅前から撮影した旧駅舎の様子です。
「ふるさと銀河線訓子府駅」の文字がそのままに残っています。
訓子府駅と書いて「くんねっぷえき」と読みます。
ふるさと銀河線が運営されていたころから併設されている「農業交流センター くる・ネップ」が入っています。
また、旧駅舎の中には「駅茶屋」が入っています。
駅茶屋はふるさと銀河線が廃線となってから、旧駅舎を利用して入っています。
メニューの中には、ご当地グルメとされる「くんねっぷたれカツ丼」がありますが、取材時において試してはおりません。
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その駅舎の裏側である、かつてのホーム側に進んできたところです。
ホームの途中に小さな階段が置かれています。ホームの跡がわかりやすいです。
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ホームへあがる階段に設置されていたプレートです。
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ホームの上からの景色です。
ホーム下の白っぽいコンクリート部分に、かつては線路がありました。
コンクリートから線路は1線だけのように見えますが、ホーム内ではそのとなりにもう1線ありました。
この先は北見駅方面になります。
終着駅である北見駅まではあと6駅でした。
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ホームの上に残っている「乗口」の文字。
微妙なフリーハンド。
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北見駅方面側のホーム端からみた様子です。
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少し離れたところから撮影したホーム側駅舎の全体の様子です。
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そのそばには少し丘になったところがあります。
その上には動輪のモニュメントがありました。
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これはふるさと銀河線で運行されていた「銀河号(C11型171)」の動輪です。
原寸大のレプリカとありました。
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