幾寅駅(根室本線)
北海道南富良野町~映画「鉄道員」の舞台となった駅
掲載日2023年1月
(撮影取材日2018年10月)
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北海道南富良野町の幾寅駅を取材しています。
幾寅駅はJR北海道の根室本線の駅です。
この駅は映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地になったところです。映画の鉄道員は1999年6月公開で、高倉健主演の作品です。
当時のロケセットが今でも駅敷地内に残され展示されています。
また駅舎内にも撮影時の資料などが展示されています。
上の写真は幾寅駅の駅舎です。
幾寅駅は1902年に開業しています。屋根は途中で折れている腰折れ屋根の形状が特徴となっています。
木造の駅舎は、映画の撮影のために改修されてさらに味わいを深めています。
映画の中では「幾寅駅」ではなく「幌舞駅」という設定ですが、今でも入口の上には「幌舞駅」の駅名標が掲げられています。
古びた木造駅舎と重なって、映画の舞台を思わせる現役の駅です。
※掲載日2023年1月現在、幾寅駅は2016年8月の台風災害により、東鹿越駅から新得駅(幾寅駅を含む)が不通となっており、バスによる代行輸送が行われています。
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実際の駅がロケセットとなった「幌舞駅」の駅名標を掲げる、幾寅駅の入口です。
アクセントに丸い赤色のポストもあります。
木造駅舎の雰囲気が漂っています。
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駅前の敷地は広めです。
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駅舎周辺には撮影に使われたロケセットが展示されています。
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「だるま食道」の建物です。そばには「鉄道員ロケセット」の立札があります。
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途中で切られていますが、キハ40形です。
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駅舎の中も木造建築らしく落ち着いた雰囲気と、整理された待合室となっています。
映画の鉄道員に関する写真やポスターも掲げられています。
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駅舎の中に残されている、駅舎事務室です。
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事務室の机の上には高倉健さんの写真と花が置かれています。
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駅舎内には鉄道員の撮影に関する資料も展示されています。
上の写真はその資料室への入口です。
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「幌舞駅 撮影用ミニチュア」とあります。撮影計画のためにつくられた、駅周辺のミニチュアが置かれています。
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だるま食堂ののれん。
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鉄道員のスチール写真展示コーナー。
出演は高倉健のほか、大竹しのぶ、広末涼子、吉岡秀隆、板東英二、志村けん、小林稔侍の方々でした。
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こちらは駅舎からホーム側に出てきたところです。
ここでは出入口の上に「幾寅駅」の駅名標があります。
それでも「鉄道員 ようこそ幌舞駅へ」のほうが目立つでしょうか。
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駅舎の外に置かれている小さな木造建築は、駅のトイレです。
映画のロケセットとして使われていたものです。
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駅舎からホームに出るための階段です。
花壇が造られています。
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上がったホームから見る駅舎の様子です。
柱に掲げられている駅名も「ほろまい」になっています。
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ホームから眺める線路の先の様子です。
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