穂別博物館と穂別野外博物館
北海道むかわ町~むかわ町で発見された新種の恐竜
掲載日2022年2月
(撮影取材日2017年9月)
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北海道のむかわ町の穂別博物館と穂別野外博物館です。
穂別博物館は1982年に設立された博物館です。
中生代白亜紀後期に生息していた首長竜やモササウルス、アンモナイト、そしてカムイサウルスなど多数が展示されています。
このあたりの当時は海であったため、多くの海洋生物などが産出されています。
上の写真は、「むかわ竜」の実物大レリーフです。
手前の首の長い復元骨格は首長竜です。
むかわ竜は通称で呼ばれている名前で「カムイサウルス・ジャポニクス」といいます。
むかわ町穂別産で2019年に新種として発表されています。
体長はおよそ8mと巨大で、日本産恐竜全身骨格としては最大になります。
なお、現在の博物館ではこのカムイサウルスの全身復元骨格を展示するには手狭なためできていません。
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こちらは先ほどの手前に展示されていた首長竜です。
愛称「ホベツアラキリュウ」(ホッピー)呼ばれています。
全長がおよそ8mあり、8,000万年ほど前に生息していました。
カムイサウルスが穂別博物館の主役の1つになっていますが、実はこのホベツアラキリュウが、穂別博物館の設立の要因となっています。
1975年に発見されたこの首長竜は、1977年に発掘され、その保存と展示を目的として穂別博物館が設立された経緯があります。
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こちらは「モササウルス」です。
1985年に発見された化石の復元模型です。復元模型の全長は6mです。
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穂別博物館からおよそ北に500m進んだところに「ほべつ道民の森」の駐車場があります。
その駐車場から徒歩5分ほどのところに「穂別野外博物館」があります。
上の写真はその入口付近にあるモササウルスの模型です。
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案内板には「白亜紀の海の王者 モササウルス 動き出す前に記念撮影を!!」と書いてあります。
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こちらは「タイムトンネル」です。
このタイムトンネルの向こう側には、「野外博物館」があり、約8千年前の白亜紀の時代にタイムスリップします(案内板より)。
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タイムトンネルを抜けてきたところです。
向こう側になにやら見えています。
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異様な雰囲気もありますが、アンモナイトや首長竜のオブジェが置かれています。
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手前のアンモナイトと奥の首長竜です。
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首長竜の頭の正面?から撮影したところです。
怖い感じのオブジェですが、実際の首長竜の首はまっすぐのび、あまり自由に曲げられなかったといわれています。
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その首長竜の頭によったところです。
見た目は怖い感じになっていますが、顎が小さく殻や骨を砕くことはできなかったようです。
そのため小さい魚や小さなアンモナイト、イカ、タコなどを丸のみにしていたといわれています。
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