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恵比島駅(明日萌駅)

北海道沼田町~2つの名称を持つ駅
掲載日2022年8月
(撮影取材日2018年8月)
恵比島駅(明日萌駅)
 北海道の沼田町にある恵比島駅です。
 恵比島駅はJR北海道の駅で、留萌本線の中の駅です。留萌本線は2022年8月現在、深川駅と留萌駅を結んでいます。恵比島駅の開業は1910年で歴史のある駅となっています。
 そしてこの駅ですが、別に「明日萌駅(あしもいえき)」という名を持っています。
 それは1999年4月から放送されたNHKの連続テレビ小説、「すずらん」の舞台となったのが恵比島駅で、そのドラマの中の駅名が明日萌駅でした。

 上の写真は、恵比島駅の駅前の様子です。
 向かって左の建物がロケで使用された駅舎で、明日萌駅です。右の小さな建物が恵比島です。



恵比島駅(明日萌駅)
 ロケで使用された明日萌駅は、昭和初期の設定で建てられました。



恵比島駅(明日萌駅)
 木造で重厚感のある駅舎です。



恵比島駅(明日萌駅)
 駅舎入口にある明日萌駅の説明板です。
 文面後半には「この明日萌駅に捨てられていた主人公「萌」は駅長に拾われ、多くの人たちに限りない愛情を注がれ、成長していきます。」とあります。



恵比島駅(明日萌駅)
 駅舎内の窓口と運賃一覧表です。
 運賃一覧表には「参等旅客運賃一覧表」と書かれています。
 こちらも木造の重厚感があります。



恵比島駅(明日萌駅)
 駅舎内にある説明文です。
 恵比島駅が明日萌駅になった理由は、「線路がどこまでも一直線であり、駅周辺には昭和初期にはあっては困る現代的なものが無いことと、駅前の広場と道路がメインストリートとしての雰囲気がある、といった理由からです。」とあります。



恵比島駅(明日萌駅)
 駅舎内は広く、大きなストーブも置かれています。



恵比島駅(明日萌駅)
 そして駅舎の椅子には、ドラマのヒロインの姿もあります。



恵比島駅(明日萌駅)
 ヒロイン「萌」の育ての親である駅長の駅長室の様子です。



恵比島駅(明日萌駅)
 駅長室にも人形が置かれています。



恵比島駅(明日萌駅)
 駅舎からホームにでたところです。
 まっすぐな線路が続いています。そこに駅舎の重厚感も重なります。



恵比島駅(明日萌駅)
 ホーム側からみる明日萌駅の駅舎。「えびしま」の名前も掲げられています。



恵比島駅(明日萌駅)
 明日萌駅の駅名標です。
 電柱には「えびしま」の名称が掲げられています。



恵比島駅(明日萌駅)
 こちらが恵比島駅です。ロケ用ではなく本物の駅舎です。
 恵比島駅の駅舎は1986年に取り壊され、代わりに緩急車を改造し簡易駅舎として利用されています。無人駅です。
 なお、すずらんの撮影時においてその簡易駅舎を古材で覆い、現在に至っています。



恵比島駅(明日萌駅)
 恵比島駅の駅舎の中です。



恵比島駅(明日萌駅)
 駅舎内は古さが見えますが、きれいにされています。



恵比島駅(明日萌駅)
 本物の駅の駅名標です。
 本物のほうが錆びて寂しい感じです。



恵比島駅(明日萌駅)
 明日萌駅の駅前には、駅長官舎もあります。



恵比島駅(明日萌駅)
 官舎の玄関前には「駅長 常盤次郎宅」と書かれた説明板があります。
 「駅長官舎では、駅長「常盤次郎」が男手ひとつで「萌」を育て、親子の情愛・葛藤のドラマが繰り広げられました。」と書かれています。
 撮影時においては外観だけを使用したようです。中での撮影は東京で行われたとも書かれています。



恵比島駅(明日萌駅)
 こちらも駅前周辺にある建物です。
 馬小屋です。



恵比島駅(明日萌駅)
 馬小屋の説明は「ドラマの舞台となった昭和初期は「馬車」が生活に欠かすことのできないもので、町中の所々に馬の飼料を置き、馬が休憩する小屋がありました。」と書かれています。



恵比島駅(明日萌駅)
 こちらも駅前の建物ですが、駅舎と同様に木造の重厚感があります。
 これもロケセットで「中村旅館」の看板が掲げられています。
 駅前には広い道路があり、たしかにメインストリートのイメージがあります。



恵比島駅(明日萌駅)
 旅館の玄関付近からですが、ずっと残しておきたい感じのロケセットです。



恵比島駅(明日萌駅)
 中村旅館の説明は「松吉(石倉三郎)と幸子(萬田久子)が営む中村旅館。明日萌駅での列車の乗り換えや待ち合わせの人々で中村旅館はいつも賑わっていました。」と書かれていました。






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