美深駅(宗谷本線・旧美幸線)
北海道美深町~フランス製の鐘がそびえたつ駅
掲載日2022年8月
(撮影取材日2018年8月)
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北海道の美深町にある美深駅です。
美深駅はJR北海道の宗谷本線の駅です。
かつては「日本一の赤字鉄道路線」として有名になった「美幸線」が接続していた駅でもあります。
駅舎の2階には美幸線の資料室もあります。
現在の駅舎は美深町交通ターミナルとして改築されています。
その際に屋上にはフランス製の鐘が取り付けられました。「美幸の鐘」です。
美深駅前から撮影した駅舎の様子です。
屋上の時計版の上に美幸の鐘が見えます。
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美深駅の駅舎から、ホーム側に出たところです。
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跨線橋が見えます。
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跨線橋を渡り向かいのホームから撮影した駅舎の様子です。
ここは2番線のホームです。
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2番線ホームと駅名標「びふか」のある景色。
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こちらは以前3番線があったところです。
かつて美幸線が発着していたホームです。
美幸線は美深町と枝幸町を結ぶ計画を持っていましたが、先に完成した美深町内の仁宇布駅の間で運用が開始されました。
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3番線のホームと線路の跡。
美幸線は残る仁宇布駅と枝幸町間の開通を待たず、その間を未成線区間としたまま1985年9月に廃止となっています。
美幸線は「日本一の赤字鉄道路線」と言われていました。
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こちらは美深駅の駅舎の中です。
この駅舎の2階には「美幸線展示室」があります。
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駅舎2階の美幸線展示室です。
部屋は広くありませんが、その割には資料が多めです。
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多くの硬券などが展示されています。
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かつての時刻表。
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「美幸線 日本一赤字脱出記念」と書かれたものも展示されています。
美幸線は100円の収入のために3,000円の費用が必要とされていました。
それは部分開通した先の仁宇布駅は、山深いところで民家が多くなかったからです。
そのため日本一の赤字鉄道路線となっていました。
当時の美深町長はこの「日本一赤字鉄道路線」を逆手にとり、東京の銀座などで切符を販売するキャンペーンを実施しました。それは当時報道でも取り上げられていました。
しかし全線開通前に1985年9月に廃止となりました。
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