旧寿都鉄道
北海道寿都郡黒松内町から寿都町~ニシンなどの輸送に貢献した私鉄鉄道、旧寿都鉄道
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撮影取材日 2017年5月
(掲載日 2018年11月)
北海道寿都郡黒松内町~寿都町、旧寿都鉄道です。
旧寿都鉄道は、黒松内町の黒松内駅から、寿都町の寿都駅までの、およそ16.6kmを結んでいました。
寿都鉄道の開通は、1920年10月で、ニシンの輸送や沿線鉱山の鉱石輸送に貢献しました。
しかしながら、鉱山の閉山やニシンの不漁にくわえて、豪雨による鉄道路盤の流出などで、1968年に寿都鉄道は運休となってしまいます。
同年に、寿都と黒松内間にバスが運行されます。
その後、鉄道の再開がないまま、1972年に寿都鉄道株式会社が廃業となり、寿都鉄道は廃線となりました。
今回は旧寿都鉄道の跡を追っていきます。
ただ、廃線から45年以上が経過し、遺構はほとんど残っていません。
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寿都鉄道の駅の数は5駅で、黒松内駅、中の川駅、湯別駅、樽岸駅、寿都駅でした。
このうち、黒松内駅は函館本線の駅でもあり、現在でも営業しています。
他の、中の川駅から寿都駅までの4駅については、廃止となっています。
上の地図では、5つの駅を示していますが、このうち今回掲載しているのは、2駅です。
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上の写真は、湯別駅跡です。
黒松内町の黒松内駅から、中の川駅を通過し、次の駅が湯別駅となります。
湯別駅跡には、湯別会館が建っています。その隣には簡易郵便局も併設されています。
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その湯別会館前には、駅名標が設置されています。
駅名標には「ゆべつ」とあります。その下には、次の駅の「たるきし」と、通過した「なかのかは」とあります。
柱には小さく「寿都鉄道 ゆべつ駅の跡」と書かれています。
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こちらは、湯別駅跡周辺の風景です。
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湯別駅の次は、樽岸駅に到着します。
樽岸駅の次は、終着駅となる、寿都駅に到着します。
黒松内駅から寿都駅までの距離は、およそ16.6kmです。
上の写真は、かつての寿都駅があったところです。
現在は、寿都町総合庁舎が建っています。
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その寿都町総合庁舎の隅には、駅名標が設置されています。
駅名標には「すつ」とあります。その下には通過した「たるきし」とあります。
柱には小さく「寿都鉄道 すっつ駅の跡」と書かれています。
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こちらは、寿都駅跡周辺の様子です。
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