旧標津線
北海道川上郡標茶町から標津郡標津町~かつて支えた全長116.9キロの足、旧標津線
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撮影取材日 2017年6月
北海道上川郡標茶町から標津郡標津町、旧標津線です。
旧標津線は、標茶町の標茶駅から標津町の根室標津駅を結んでいました。
また、両駅の間には中標津駅があり、そこから根室市の厚床駅まで結ぶ「厚床支線」もとおっていました。
上の地図の右側の赤い「T」字のところで、左から右にとおっているのが標津線で、下にとおっているのが厚床支線です。
厚床支線をあわせた、標津線の総延長は116.9キロメートルになります。
1937年に116.9キロメートルが全線開通となり、根室原野の開拓と産業振興に貢献をしました。
しかしながら道路網の整備による自動車の普及と、乗客の減少により、1989年4月に廃線となりました。
今回は旧標津線について掲載しています。
厚床支線については、次に掲載されていますので、そちらもご覧ください。
旧標津線(厚床支線)
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上の地図は、旧標津線の詳細マップです。
左端の標津駅から右端の根室標津駅までが旧標津線で、中標津駅から厚床駅までは旧標津線の厚床支線です。
標茶町の標津駅は釧網本線の駅として、現在でも営業しています。
また、根室市の厚床駅は、根室本線の駅として現在でも営業しています。
他の17駅については、廃線と同時に廃止となりました。
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標茶町の標津駅を出ると、多和駅、泉川駅、光進駅をとおって、西春別に到着します。
上の写真は、西春別駅跡に作られた、鉄道記念館です。
周囲は鉄道公園になっていて、蒸気機関車などが展示されています。
この西春別駅跡については、次に掲載されています。
西春別駅跡(旧標津線)
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西春別駅を出ると、次の駅は上春別駅です。
上の写真は、農道から砂利道に少し入ったところです。
まっすぐとおる砂利道の左側に、上春別駅のホームが残っています。
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上春別駅のホームを撮影したところです。
草に覆われて全体が見えづらいですが、ホームがしっかりと残っています。
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上春別駅のホームと、ホームにあがる階段の部分です。
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上春別駅を出ると、次の駅は計根別駅です。そこから開栄駅、当幌駅、中標津駅と続きます。
中標津駅からは、根室市の厚床駅まで続く厚床支線が分岐していました。
厚床支線については、次に掲載されていますので、そちらもご覧ください。
旧標津線(厚床支線)
中標津駅の次は、上武左駅で、その次は川北駅になります。
上の写真は、川北駅跡の様子です。
川北駅の跡には、客車が展示されています。
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川北駅をモチーフにした客車の展示とホームの展示がされています。
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展示されている客車を前の方から撮影したところです。
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その客車に近づいたところです。
キハ22型の客車です。
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川北駅を出ると、次の駅は、標津線の終着駅である根室標津駅に到着します。
根室標津駅には、ホームや駅舎は残っていませんが、その名残として転車台が残されています。
上の写真は、転車台とそこまで続くレールです。
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転車台は機関車をのせて、方向を変える施設です。
終着駅などに置かれています。
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転車台に近づいたところです。
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転車台の部分をクローズアップしたところです。
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敷地内には、上の写真ようなモニュメントも置かれていました。
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