旧糠平駅(旧士幌線)
北海道河東郡上士幌町~鉄道資料館とトロッコに生まれ変わった駅、糠平駅
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撮影取材日 2016年5月
北海道河東郡上士幌町から、旧糠平駅(旧士幌線)です。
糠平駅は士幌線の中の1つの駅でした。
士幌線は帯広市の帯広駅から上士幌町の十勝三股駅までの78.3kmを結んでいました。
士幌線の最初の開通は1925年で、帯広駅から士幌駅までを結びました。
その後1939年に十勝三股駅まで延長され、全線開通となりました。
しかしながら利用客減少のため、1987年に廃止となりました。
最初の開通から62年間、全線開通から48年間の歴史でした。
今回は廃止となった駅の1つである、糠平駅について掲載しています。
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帯広駅から十勝三股駅までには17の駅がありました。
帯広駅は現在でも営業していますが、他の16駅は廃止となりました。
今回掲載している糠平駅は、帯広駅から14番目の駅になります。
終着駅の十勝三股駅までは2駅となります。
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上の写真は、保存展示されている糠平駅の車両です。
駅舎は残っていませんが、代わりに鉄道資料館が建っています。
「ぬかびら」と書かれた駅名標も見えますが、その上には「ひがし大雪高原鉄道」と書かれています。
これは当時のものではなく、足こぎトロッコのものです。
糠平駅跡地には鉄道資料館だけではなく、足こぎトロッコも運行されています。
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保存されている車両を前のほうから撮影したところです。
糠平駅は1987年の廃線とともに廃止となっていますが、それ以前には糠平ダムの建設にともないここに移設された歴史もあります。
2つ上のマップにある白線の「旧線」上にあった糠平駅でしたが、ダム湖に沈むことから移設されています。
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保存車両と、その横を通る足こぎトロッコの線路です。
足こぎトロッコは、廃線跡を利用して森の中を走ります。
長さは往復で1,300mです。
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こちらは廃線跡を利用している足こぎトロッコの踏切と駅名標、そして奥につづくレールです。
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