旧別海村営軌道風連線(植民軌道の風連線)
北海道野付郡別海町~北海道の簡易軌道、旧別海村営軌道風連線(植民軌道の風連線)
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撮影取材日 2017年6月
(掲載日 2019年1月)
北海道野付郡別海町から、旧別海村営軌道風連線(植民軌道の風連線)です。
旧別海村営軌道風連線は、かつて北海道で活躍していた植民軌道の1つです。
植民軌道は、北海道の開拓のために敷かれた輸送路です。
根室地方の植民軌道は、1910年からの拓殖計画を推進するために、風連線を含め次々と作られました。
その後、1934年に中標津から厚床までの鉄道網(標津線)が開通し、植民軌道は次々と廃止されていきました。
風連線は、風連駅から厚床駅までを結んでいましたが、その動力は馬力でした。
標津線開通後も風連線は残され、1964年には北海道開発局により動力化もしました。
かつて厚床駅から結んでいた接続箇所は、奥行臼駅に変更されています。
かつて接続していた旧標津線(1989年に廃止)の奥行臼駅については、下記に掲載しています。
奥行臼駅(旧標津線)
北海道の開拓、生活に貢献してきた旧別海村営軌道風連線でしたが、道路網の整備などにより1971年3月に廃止されました。
写真は、旧別海村営軌道風連線の車両などが保存されている場所です。
広くはないところに、静かに保存されています。
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保存されている車両の1つです。
自走式の客車です。
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自走式客車の後ろに置かれているのは、ディーゼル機関車です。
ディーゼル機関車は、主にミルクゴンドラ車やミルクタンク車などを牽引していました。
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そしてディーゼル機関車の後ろには、ミルクゴンドラ車が置かれています。
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こちらは、転車台の跡です。
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転車台をそばから撮影したところです。
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