旧広尾線(北海道帯広市~広尾町)
北海道帯広市から広尾町~縁起ある駅が並ぶ廃線跡、旧広尾線
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撮影取材日 2016年5月
北海道帯広市~広尾町から、旧広尾線です。
広尾線は帯広市から広尾町まで伸びていました。総延長は84kmです。
全線開通は1932年11月で、地域の発展に貢献をしましたが、自動車等の波から1987年2月に廃止となりました。
全線開通から55年間の歴史でした。
今回はかつて賑わいをみせた広尾線の跡をおいます。
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広尾線には帯広駅から広尾駅まで17の駅がありました。
17の駅は次のとおりです。
帯広-依田-北愛国-愛国-大正-幸福-中札内-更別-上更別-忠類-十勝東和-大樹-石坂-豊似-野塚-新生-広尾
帯広駅は根室本線の駅として現在でも営業していますが、それ以外の16駅は廃止となりました。
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帯広駅から依田駅、北愛国駅をとおって次の駅が愛国駅になります。
上の写真は愛国駅の駅舎です。
交通記念館として保存されています。
この愛国駅については次に掲載されています。
旧愛国駅(旧広尾線)
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愛国駅をすぎると、次が大正駅になります。
大正駅は現在公園になっています。
その公園の中に、かつての駅を模したホームが建てられています。
上の写真は大正駅があったところに造られた公園です。
写真中央奥に、そのホームが小さく見えています。
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ホームを模したところを正面から撮影。
両側に「たいしょう」と書かれた模擬駅名標があります。
その下には左に「あいこく」、右に「こうふく」と書かれています。
愛国駅と幸福駅は縁起のある駅として有名ですが、この大正駅はその間に挟まれた駅でした。
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大正駅をすぎると、次の駅が幸福駅になります。
幸福駅も交通公園として保存され、人気のある観光地になっています。
この幸福駅については次に掲載されています。
幸福駅
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幸福駅をすぎると、次の駅は中札内駅、そして更別駅と続きます。
更別駅の次は、上更別駅になります。
上の写真はかつての上更別駅があった場所です。
写真中央に石碑が建っていますが、これは上更別駅跡に残るモニュメントです。
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その石碑をクローズアップしたところです。
石碑には「国有鉄道 上更別駅舎跡記念碑」と書かれています。
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上の写真は更別村にある道の駅からです。
道の駅さらべつには、かつて使われていた上更別駅の駅名標が展示されています。
これは長い間役場に保管されていたものを、2016年から道の駅に展示しています。
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上更別駅をすぎると、次の駅は虫類駅になります。
忠類駅は公園として整備され保存されています。
この虫類駅については次に掲載されています。
旧忠類駅(旧広尾線)
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忠類駅をすぎると、次の駅は十勝東和駅、大樹駅、石坂駅、豊似駅、野塚駅、新生駅と続きます。
そして新生駅の次の駅は、終着駅である広尾駅になります。
上の写真は広尾駅の様子です。
現在の広尾駅はバスターミナルとして利用されています。
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こちらは広尾駅舎のホーム側の写真です。
今では駐車場になっていますが、かつての駅舎奥には転轍機も残されています。
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この広尾駅周辺には鉄道記念公園も造られています。
上の写真はその一角にある動輪のモニュメントです。
動輪モニュメントからは、枕木と短いレールものびています。
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