旧中村家住宅
北海道江差町~江差の歴史的商家建築物
掲載日2023年10月
(撮影取材日2019年6月)
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北海道江差町の旧中村家を取材しています。
旧中村家住宅は江差を代表する歴史的な商家建築物の1つです。
もともとは近江商人の大橋家が商いをしていた店舗と住宅を兼ねた建物でした。
それを大橋家が江差町を離れる際に中村家が譲り受けています。
昭和49年に中村家から江差町へ建物の寄付がされています。
上の写真はその中村家住宅を正面から撮影しています。
表から坂を下り海側にのびる形の細長い敷地に、4棟が一列になって建てられています。
4棟は正面から「主屋」、「文庫倉」、「下ノ倉」、「ハネダシ」が一列になっています。
主屋と文庫倉は明治20年頃に建てられました。下ノ倉は江戸時代の末に建てられています。
坂の下は、今では国道が通っていますが昔は海でした。
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上の写真は資料として展示されているもので、海が中村家住宅まであった頃の様子です。
今はその海が埋め立てられて国道が通っていますが、上のように海は住宅のそばにありました。
海側に向かって4棟のうちのハネダシがありますが、住宅からはみだして建てられたというところからハネダシと呼ばれています。
特殊な倉庫建築ですが、沖の様子を見るための小窓もつけられていました。
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中村家住宅の中にある石の階段です。
昔の海側から表に向かって上りの坂となっていますが、それを上がるために造られた住宅の中にある階段です。
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こちらは表から入って、主屋の部分になります。
昔の、落ち着いた雰囲気の感じがします。
旧中村家住宅へは入館が可能ですが、入館時間があり、入館料も発生します。
また入館のための駐車場はありません。
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主屋の2階にあがったところです。
狭い階段があります。
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2階の住宅部分の様子です。
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2階から眺めることができる表の通りの様子です。
旧中村家住宅の表は、旧国道沿いに位置します。
この通りは、通称「いにしえ街道」とも呼ばれている通りで、歴史的建造物が多く残されています。
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