美唄ダム
北海道美唄市~クレストゲートから自由越流式へ
掲載日2024年12月
(撮影取材日2019年10月)
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北海道美唄市の美唄ダムを取材しています。
美唄ダムは、美唄市の市街地から旧炭鉱を越えて、石狩川水系美唄川の上流に位置するダムです。
周囲が山深いところにあります。
ダムの高さは35.5メートルで、長さは228メートルあります。
1982年に完成した重力式コンクリートのダムです。
多目的ダムとして建設され、その用途は洪水調整、流量調整、水道用、工業用水用となっています。
ダム湖の名前は「びばい湖」です。
美唄ダムは途中に改良がされていて、以前はクレストゲートがありましたが、今はなく自由越流式のゲートになっています。
他にも改良のあとが見られる、面白い側面もあります。
上の写真は、駐車帯から見ることができるダムの堤体の様子です。
天端を上から眺めるようになっていますが、天端は途中から曲がっているようです。
また天候があまりよくない日でしたので、雨の影響のためか水は濁り気味でした。
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駐車帯から天端近くに降りてきたところです。
「美唄ダム」の碑があります。
ほそい道を歩いて、「びばい湖」の看板があります。
そこから天端へぬけます。
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こちらは天端前の広場です。
ダムの管理棟がすぐそばにあります。
天端の奥に、オレンジ色の取水塔も見えています。
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美唄ダムの天端です。
管理棟側から見る、天端の出入口です。
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天端出入口付近から見た、ダム湖の様子です。
ダム湖の名前は「びばい湖」です。
向こう側の山に「びばい湖」の文字が目立ちます。
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そこから取水塔によったところです。
オレンジ色の取水塔です。
最近造られたイメージの取水塔で、あまり面白みはありません。
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天端から下流域をみたところです。
天端の途中からぎゅっと曲がっています。
奥にコンクリートの段差が見えます。
その手前に自由越流式のゲートがあります。
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くねっと曲がった感じの天端のところまできたところです。
くぼみのあるところがゲートです。
かつてはここにクレストゲートがありました。
ゲートは2門で、塔のようなものがあったところです。
今は改良により、クレストゲートが取り去られ、自由越流式のゲートになりました。
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ゲートの手前にある取水塔です。
オレンジ色をしていますが、面白みに欠けるのは若干安っぽく見える?
(個人の感想です。)
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天端から見るダム湖の様子です。
右側に見える建物は管理棟です。
雨のせいなのか、水は濁り気味ですが、周りの景色は紅葉感が少しあります。
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ダム湖であるびばい湖の奥側を撮影したところです。
びばい湖もくるっと曲がっていきます。
写真奥で左側にカーブしていきます。
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ゲートの真上から撮影したゲートの様子です。
写真奥が下流域になります。
改良後のためか、面白いところからゲートを見ることができます。
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自由越流式となった2門のゲートから流れる水の様子です。
ここが常用洪水吐になりますね。
かつて稼働していたオリフィスゲートは閉じられたようです。
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天端の上から見られた、洪水吐。
自由越流式のゲートが設置されたのに、さらに設置されている洪水吐です。
ここは改良により、あらたに追加された洪水吐です。
天端の端に設置されていますが、非常用洪水吐になります。
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天端の端のほうから見た、下流域側のダム堤体の様子です。
改良がされたために、少し複雑な造りになっています。
あらたに造られた非常用洪水吐から、2門のゲート洪水吐につながるところ。
写真の奥に向かって、角の翼があります。
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少しだけその角の翼に近づいたところです。
ここも改良であらたに加えられた、堤趾導流壁です。
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堤趾導流壁を反対側から見たところです。
改良により撤去された跡の様子や、あらたに造られた装備が見られるダムです。
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ダムの下流域の様子ですが、下流域もくるっと曲がっています。
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そして下流域の景色です。
山々の景色です。
この下流の先に、かつての炭鉱跡である炭鉱メモリアル森林公園があり、さらにその先に美唄市街地が広がります。
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